毎日ゴキゲン♪の法則・スピ編

これからは「自分ファースト」で

シンプルライフは頭の整理から☆☆☆☆

家族が借りてきた本。
シンプルライフの本なのだが、ここまで突きつめた「シンプル」な「ライフ」の本はなかなかないと思う。衝撃的だった。一気に読んでしまった。


◆目次◆
はじめに
第1章 生活をシンプルに
第2章 家事をシンプルに
第3章 日用品をシンプルに
第4章 家計をシンプルに
第5章 買い物をシンプルに
第6章 生き方をシンプルに
第7章 「着る」をシンプルに
第8章 「片付ける」をシンプルに
まとめ 簡単に暮らす50のコツ

ちゃくまさんは40代の主婦で、転勤族のご主人と大学生の息子さんとの3人暮らし。この本はブログ「簡単に暮らせ」が評判になって書籍化されたものだそうだ。
お名前の「ちゃくま」って何?と思ったら、どうも「茶色の熊」のことのよう。


本の体裁はほぼ文章がぎっしり、たまにイラストが入るものの、最近はやりの写真多めの本に慣れていると面食らうかもしれない。
書き方もものすごく淡々としている。レビューの中には「教科書みたいでつまらない」といったものもあったが、私にはとてもフィットした。

この衝撃はどこから来るんだろう、と考えたら、たぶんノウハウではなくて、考え方・生き方がそもそもシンプルだからだ。
考えようによっては、ここまで人生を簡単にできてしまうのか、というのが驚きの要因だと思う。


印象に残ったのは、「親のやり方をマネしていればOK」の時代ではなくなった、という言葉。
時代が大きく変わったので、今にフィットしたやり方は自分で見つける必要がある。好きにできる反面、お手本がない。自分で考えなければならないのは、面倒だし辛いこともある。
「簡単に暮らす」ためのベースは「自分はどうしたいのか」を知ること。
だから、この本に書いてあるのはちゃくまさんらしい暮らし方であり、そのままマネする必要はないのだ。

…「得意なことは十分に活かし、苦手なことはできるだけ簡単に済ませる」、というふうにメリハリをきかせられれば、暮らしは楽しめるものになります(P1)。


具体的には、「冷静に、今必要なものを考えてそれを買う」が、今の私には必要なことだと感じた。
「自分が必要としたタイミングで買うのが一番」なのだそうだ。
キャベツが安いから、と買うのではなく、キャベツが必要な時に買う。たとえその日100円高かったとしても、必要な時に買うのが一番価値がある、という考え方だ。
ついつい値段につられて買ってしまうことが多いので、心がけようと思う。

ほかにも、さすがは転勤族、片づけやものの減らし方はとても参考になる。
特に、洋服の数は本の通りにやれば、相当減らせると感じた。


生き方にもつながることだが、ちゃくまさんはいろいろなことをクールに割り切れる人のようだ。
たとえば、「どうでもいいことは3秒で決める」そうだ。
確かに、それほど重要でもないことをいつまでもくよくよ迷っているのは時間の無駄だ。
こんな風に潔くなりたいと思う。


実はこの本はちゃくまさんの2冊目の本にあたる。
巻末に前著の『簡単に暮らせ』とあわせたコツを50、各ジャンルごとにまとめてあるので、そこを読むだけでも役に立つことがたくさんある。
※タイトルだけですが、下のメモにあるので参考にしてください。

目の前が開けたような、スッキリした気持ちになれた本。
ピンと来た方はぜひ読んでみてください。

私のアクション:服の数を整理する
■レベル:離 ※「片づけ本」の中でも斬新なので
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読書日記:『簡単に暮らせ』


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。